MENU

Jw_cadの次のステップ:AutoCAD・BricsCADへのステップアップと実務で評価される3D CADの違い

当ページのリンクには広告が含まれています。

この記事の結論

  • Jw_cadは「入口」であり、CADオペレーターとして年収を上げていくには次のステップが必要
  • 求人数が最も多いのは業界標準の「AutoCAD」だが、個人で学ぶにはサブスク費用がかかる
  • 「BricsCAD」はAutoCADとほぼ同じ操作感・DWGファイル互換を持ちながら、費用を抑えやすい選択肢
  • 実務で評価が高いのは「3D CAD(BIM)」だが、これはJw_cad・AutoCADの2D操作が身についてから挑む段階

02-03(未経験から3ヶ月で実務レベルになる無料/低価格CAD学習法)では、最初に触るCADソフトとして「Jw_cad一択」を紹介しました。
記事内の比較表では、AutoCADについて「求人数は最多だが個人利用には高額。
まずはJw_cadで基本を掴んでからでOK」とだけ触れており、そこから先のステップアップについては扱っていませんでした。

Jw_cadで図面が引けるようになり、実際にCADオペレーターとして内勤に転職できた後、次に見えてくる壁が「AutoCADが使えないと任せてもらえる仕事の幅が広がらない」という現実です。

この記事では、Jw_cadの「次」に何を学べばいいのかを、費用感・学習法・実務での評価という3つの軸で整理します。

目次

1. なぜJw_cadだけでは頭打ちになるのか

Jw_cadは日本の建築・設備・土木業界で広く使われていますが、これはあくまで「無料で基礎を身につけるための入口」です。
実際の求人票を見比べると、Jw_cad対応可のみを求める案件よりも、AutoCADやBIMソフトの経験・対応を求める案件のほうが単価・年収レンジともに高い傾向があります。

02-02(元現場組が勝てる職種選定:CADオペレーター・積算・施工管理事務)で紹介した想定年収表と照らし合わせると、Jw_cadのみのオペレーター職から、AutoCADやBIM対応の設計補助職にステップアップすることで、年収のレンジそのものが1段階上がるケースが多く見られます。

ここで紹介する費用は執筆時点の目安です。
ソフトウェアの価格・ライセンス体系は変更されることが多いため、実際に導入する前には必ず各社の公式サイトで最新の価格を確認してください。

2. 【業界標準】AutoCADへのステップアップ

AutoCADはAutodesk社が提供する世界標準の2D/3D CADソフトで、求人票での指定率が最も高いソフトです。
ただし個人で契約する場合はサブスクリプション制のため、継続的な費用が発生します。

費用の目安と、安く始める方法

  • AutoCAD(フル版):年間契約で年数万円台後半〜10万円前後が目安
  • AutoCAD LT(2D専用の廉価版):フル版より安価な年間契約プランが用意されている
  • 無料体験版:Autodeskの公式サイトから期間限定の体験版をダウンロードでき、操作感を確かめられる

いきなり個人で契約する前に、まずは現在の勤務先にAutoCADのライセンスがあるなら、業務時間内に触らせてもらえないか相談してみるのが最も費用のかからない近道です。
転職先を探す段階であれば、AutoCAD対応の企業に絞って求人を探し、入社後に業務として習得するという進め方もできます。

Jw_cadからの移行で戸惑いやすい点

コマンド名や操作体系がJw_cadとは大きく異なるため、最初は戸惑う人が多いです。
ただし「線を引く」「レイヤーを分ける」「寸法を入れる」というCADの基本構造そのものはJw_cadと共通しているため、02-03のロードマップで身につけた基礎があれば、ゼロから覚えるよりはるかに早く習熟できます。

3. 【費用を抑えたい人向け】BricsCADという選択肢

AutoCADの継続費用がネックになる場合、検討する価値があるのが「BricsCAD」です。
DWG形式(AutoCADの標準ファイル形式)を直接開いて編集できる互換CADで、操作体系もAutoCADに近く作られています。

ソフト名ライセンス形態特徴
AutoCADサブスク制のみ求人指定率が最も高い。
継続費用は必須
BricsCADサブスク・買い切りの選択肢あり(グレードによる)DWG互換。
AutoCADに近い操作感を低コストで試せる
Jw_cad完全無料基礎習得の入口。
求人は国内の一部業種に限られる

BricsCAD自体を指定する求人はAutoCADほど多くありませんが、「AutoCADと似た操作を、個人負担で試してから本格導入するかどうかを判断したい」という段階には向いています。
DWGファイルでのやり取りが前提の実務でも、互換性の面で困る場面は少ないとされています。

4. さらにその先:実務で評価される「3D CAD」の世界

2D CAD(Jw_cad・AutoCAD)に慣れたあと、キャリアの選択肢としてもう一段上にあるのが「3D CAD」、とくに建築・設備業界で導入が進む「BIM(Building Information Modeling)」です。

  • Revit:Autodesk社のBIMソフト。
    意匠・構造・設備の情報を一つの3Dモデルに統合して管理する、大手ゼネコン・組織設計事務所で導入が進むソフト
  • Tfas 3D / CADWe’ll Tfas:02-03でも触れた設備専用CADの3D版。
    配管・ダクトの干渉チェックなど、設備業界特有の機能が強い

3D CAD・BIMは高機能な分、個人で独学するにはソフト費用・学習コストともに高くなります。
現実的なルートは、2D CADのスキルを武器にBIM導入企業へ転職し、業務として3D CADを学ぶという順番です。
いきなり3D CADから独学を始めるより、遠回りに見えて確実です。

5. どの順番で進めるべきか

ここまでの内容を踏まえ、Jw_cadを一通り触れた人が次に進むべき順番を整理すると、次のようになります。

  1. Jw_cadで基本操作(線・寸法・レイヤー)を身につける(02-03参照)
  2. 転職活動ではAutoCAD対応の求人にも目を通し、可能なら業務内でAutoCADに触れる機会を作る
  3. 個人でもう少し試してから判断したい場合は、費用を抑えられるBricsCADで操作に慣れておく
  4. 2D CADに十分慣れてから、BIM導入企業への転職などを通じて3D CADに挑戦する

大切なのは、最初から高機能なソフトを追いかけないことです。

02-03で身につけたJw_cadの基礎は、AutoCADにもBIMにも共通する土台になります。

今日のアクション

  1. 今応募を考えている求人票で、Jw_cad・AutoCAD・BIMのどれが指定されているか確認する
  2. AutoCADの無料体験版をダウンロードし、Jw_cadとの操作感の違いを実際に触って確かめる
  3. 02-02の想定年収表を見直し、今の自分がどの職種・スキルレベルを目指すかを再確認する

次に読むべき記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

工場勤務・交代勤務の現場作業員から、自力でITスキル習得とWeb副業を実践。「体を壊す前に自分の足で抜け出す」をテーマに、現場出身者だからこそ分かるリアルな転職手順・超効率学習法・在宅副業のロードマップを発信しています。

コメント

コメントする

目次